2016年02月24日

断捨離と介護


わたしの祖母は車椅子を使っています。

立ったり座ったりが1人ではできないので、週2回のデイサービス以外は、日中はわたしが介護をしています。

祖母は歩けなくなるまで、通院や掃除以外はほとんどの事を自分でやっていました。

何に対してもこだわりが強い人で、「これはこうじゃなきゃダメ!」といった具合に、とにかく妥協ができない人なのです。

例えば、食器は全て自分専用の皿を使っていて、「これを食べるときはこのお皿」という風に、用途に合わせて何枚も食器を持っています。

そんな祖母が車椅子生活になり、自分で自分のことができなくなってしまったのです。

そうなった時に一番大変だったのは、介護する環境を整備することでした。

祖母の部屋はとにかく物が多い上、同じ用途の物があちこちにしまってあったため、必要な物を出してほしいと頼まれてもすぐに取り出すことができず、一苦労。

介護する側もされる側も、ストレスがたまる一方でした。

また、床に置いてある物が多く、とても車椅子で生活できるような環境ではありませんでした。

そこで母と一緒に、祖母の部屋を片付けることにしました。

いざ片付けてみると、あんなに物を捨てるのを嫌がっていた祖母が、次々に物を捨てていったのです。

「自分でも片付けなくてはいけないと思っていた。でも体力的なこともあるし、なかなか片付ける気にならなかった。」
と祖母は言いました。

祖母は、きっかけさえ作ってあげれば片付けることができるのだと、その時初めて気が付きました。

部屋を片付けてからは、車椅子での移動もスムーズになり、介護もしやすくなりました。

もともと部屋が広かったこともあり、自分の部屋の中では車椅子で自走できるようになりました。

片付けることが自立を助長することにつながったのです。

介護する上で環境整備がいかに大切か、実感することができました。

祖母も、
「あんた達が片付けてくれたおかげで、前よりもずっと居心地が良くなった」
と言ってくれました。

今まで、物を捨てることで家族に嫌がられることの方が多かったので、私のやっていることは間違っているんだろうかと不安な気持ちがありました。

祖母に感謝されたことで、その不安な気持ちが少し消え、「これでいいんだ」と思うことができました。






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posted by さくら at 23:09 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする